
2000年度
これまでに以下のように2回の研究会を開催し、多数の研究者・学生の参加があった。ホスピタリティ研究はまさに黎明期にあり、今後多くの研究者が集い、
学際的な展開を図ってゆきたいと考えている。
2001年度
20世紀がモノの時代であったのに対して21世紀は「心」に関わる経済活動が重視される時代である。モノの生産に当たっても、「人にやさしい」ことや
「地球にやさしい」ことが求められているが,健康、安全、環境などへの気配りが競争時代を生き延びるための重要な経営戦略さえなっている。これからは市民
としての消費者をいかに感動させるかが企業の命運を分けると思われる。ホスピタリティとは「心遣い」や「もてなし」を意味するが、サービスに新しい価値を
創造するためのキーワードとして使われている。心を重視した質の高い経済社会を構築するためには、「人々の心を動かす」を科学的に解明していかなければな
らない。サービス部門の質の向上を図るために,ホスピタル(医療)事業とホテル事業の二つの部門に焦点をあてながら、学際的な視点からホスピタリティ・マ
ネジメントのあり方を探っている。早稲田大学とコーネル大学の連携を軸として始まったホスピタリティ・マネジメント・セミナーは,2001年度で3年目を
迎えたが,今後は研究と教育の両側面について協力関係を発展させたいと考えている。2002年に出版される研究書はホスピタリティ研究の一里塚となると期
待している。
2002年度
サービス部門の質の向上を図るために,ホスピタル(医療)事業とホテル事業の二つの部門を対象として、学際的な視点からホスピタリティ・マネジメントの
あり方を探ってきたが、2002年度も早稲田大学とコーネル大学の連携による国際共同ホスピタリティ・マネジメント・セミナーを開催した。またこれまでの
研究成果を2002年6月に生産性出版より『ホスピタリティ・マネジメント』として出版した。
2003年度
ホスピタリティのコンセプトが昨今の企業経営において重要な課題となってきた。そのためにあらゆる産業界においても産学協同の視点から更に学際的な研
究への要望が強まってきている。
各研究員は夫々の専門分野をベースとしてホスピタリティ・マネジメントへの体系化に向けて研究を進めている。原忠之客員研究員は、日本人としてはこの分野
で初めてコーネル大学博士号を取得した。
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