次代の社会システムを創造する
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ホスピタリティ研究所
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研究所概要

 ホスピタリティ研究所は、日本の急速なサービス経済化と技術革新の中で、これまでアカデミックな研究や教育の対象となら なかったサービス産業に学際的な 視点から新たなる光を当て、研究方法の確立と教育のあり方を追求することを目的とする。20世紀が「モノ」の生産を中心とした時代とすれば、21世紀は 「心」の時代であり、人間の生活の質を高めることを重視しなければならない。ホスピタリティ(hospitality)とは人間の心遣いや思いやりを意味 するが、ここからホテルやホスピタルなど重要なサービス産業が発展してきた。これらの産業は21世紀のサービス部門の中核を成すが、これまで学問的な照射 は少なかった。ホスピタリティ研究所では、ホテル・観光・医療・厚生など生活の質に関わる事業を対象として、経営学、経済学、会計学、マーケティングなど 様々な視点から学際的に研究し、実践的な教育につなげる道を探る。進取の精神を謳う早稲田大学においてはどの大学よりも先んじて、こうしたサービス部門の 実践的教育と研究を進める必要がある。ホスピタリティ研究所はこうした研究と教育の実験の「場」を提供し、支援する。 こうした分野では先駆的役割を果た す名門・コーネル大学との連携との協賛により1999年と2000年に社会人を対象としたホスピタリティ・マネジメント・セミナーを開催してきた。セミ ナー参加者は延べ550人を越え、こうした研究分野への関心が極めて高いことが確認されている。2001年においてもコーネル大学との共催によってホスピ タリティ・マネジメント・セミナーを開催する。今後ともセミナーや研究会を設け、広く啓蒙的な教育・研究活動を続ける。


研究成果概要
2000年度

 これまでに以下のように2回の研究会を開催し、多数の研究者・学生の参加があった。ホスピタリティ研究はまさに黎明期にあり、今後多くの研究者が集い、 学際的な展開を図ってゆきたいと考えている。

2001年度
 20世紀がモノの時代であったのに対して21世紀は「心」に関わる経済活動が重視される時代である。モノの生産に当たっても、「人にやさしい」ことや 「地球にやさしい」ことが求められているが,健康、安全、環境などへの気配りが競争時代を生き延びるための重要な経営戦略さえなっている。これからは市民 としての消費者をいかに感動させるかが企業の命運を分けると思われる。ホスピタリティとは「心遣い」や「もてなし」を意味するが、サービスに新しい価値を 創造するためのキーワードとして使われている。心を重視した質の高い経済社会を構築するためには、「人々の心を動かす」を科学的に解明していかなければな らない。サービス部門の質の向上を図るために,ホスピタル(医療)事業とホテル事業の二つの部門に焦点をあてながら、学際的な視点からホスピタリティ・マ ネジメントのあり方を探っている。早稲田大学とコーネル大学の連携を軸として始まったホスピタリティ・マネジメント・セミナーは,2001年度で3年目を 迎えたが,今後は研究と教育の両側面について協力関係を発展させたいと考えている。2002年に出版される研究書はホスピタリティ研究の一里塚となると期 待している。

 2002年度
 サービス部門の質の向上を図るために,ホスピタル(医療)事業とホテル事業の二つの部門を対象として、学際的な視点からホスピタリティ・マネジメントの あり方を探ってきたが、2002年度も早稲田大学とコーネル大学の連携による国際共同ホスピタリティ・マネジメント・セミナーを開催した。またこれまでの 研究成果を2002年6月に生産性出版より『ホスピタリティ・マネジメント』として出版した。

 2003年度
  ホスピタリティのコンセプトが昨今の企業経営において重要な課題となってきた。そのためにあらゆる産業界においても産学協同の視点から更に学際的な研 究への要望が強まってきている。 各研究員は夫々の専門分野をベースとしてホスピタリティ・マネジメントへの体系化に向けて研究を進めている。原忠之客員研究員は、日本人としてはこの分野 で初めてコーネル大学博士号を取得した。


具体的な活動

2000年から2002年度までの具体的な活動はこちら

2003年度

1)第6回ホスピタリティ・マネジメント・セミナーを主催
日時:2003年10月24日(金)、9:30−18:00
場所:六本木ヒルズ(アカデミーヒルズ)40F
共催:コーネル大学大学院ホスピタリティ研究科、アカデミーヒルズ
協賛:ホテル稲門会、コーネル大同窓会、海外ホテル協会、日本国際観光学会、日本ホスピタリティ推進協会、日本フードサービス協会
講演内容:
総論・解題 中村清(弊研究所所長)
ホスピタリティ・マネジメントと企業戦略 トーマス・カレン(コーネル大教授)
バランスと・スコアカードのHMへの応用 長谷川恵一(弊研究所研究員)
フード・サービス産業とHM 横川境(JFS会長・すかいらーく最高顧問)
外資ホテルの世界戦略 D.ユーデル(ハイアットホテル副社長)
T. カレン教授を囲んで 清水孝(弊研究員)ほか
通訳:沢柳知彦(JLLホテルズ副社長・弊客員研究員)
コーディネイター・司会:山口祐司(弊客員研究員)
受講者数:215名(院生・学生を含む)

2)第31期アーク都市塾にてホスピタリティ・マネジメント・コースを担当
日時:2003年10月20日(月)ー2004年3月22日(月)
隔週金曜日18:30−21:30
場所:六本木ヒルズ(アカデミーヒルズ)49F
講義内容:中村清、長谷川恵一、清水孝各研究員、並びに、御子柴清志、
     沢柳知彦、田中勝、馬場征雄、石田照雄、山口祐司各客員研究員及び
     ゲスト講師として、グランドハイアット東京デストリバッツ総支配人、
     ラディソン都ホテル東京バンタ総支配人、KPMG・GMD巌谷龍取締役、
     モルガンスタンレイ証券ウイリアムス副社長を加えてカリキュラムを組み、
     コース全体を中村清所長と山口祐司客員研究員でコーディネートする。
受講者数:15名プラス毎回5名前後の聴講者(企業上中級幹部社員並びに早稲田、立教、御茶ノ水女子各大学院生他)

成果の発表

2003年度

2000年から2002年度までの成果の発表はこちら

講演・発表
1)2003年10月12日(日)、桜美林大学で開催された国際観光学会にて、
 内藤錦樹(観光・旅行産業の現状分析)、御子柴清志(外資系ホテルのマーケティング戦略)、
 山口祐司(国際会計基準とホスピタリティ産業)、各客員研究員夫々研究論文を発表
2)山口祐司客員研究員が下記研究会にて講演
3)2003年7月23日(水)、三井クラブ(霞ヶ関)で開催された、トラベル懇話会
 (日本旅行業協会会員研究会)にて、「外資系ホテルの現状分析」と題して講演
4)2004年2月23日(月)、東京YMCAホテル専門学校で開催された、ホテル・旅館塾研究会にて、
 『今、なぜホテル・マネジメントの教育が急務なのか」と題して講演
5)山口祐司客員研究員が下記業界研究誌に論文発表
執筆
1)2003年9月、インバウンド観光振興のためにーJHIPという発想、
 「観光文化」(財団日本交通公社研究誌)
2)2004年1月、「観光立国日本」実現に何をなすべきか(浜銀総合研究所)
3)2004年3月、外資系ホテルにみるブランドマネジメント
「月刊レジャー産業」(総合ユニコム社)


活動予定

2004年度

2000年から2002年度までの活動予定はこちら

1)第7回ホスピタリティ・マネジメント・セミナー開催予定
日時:2004年11月26日(金)、9:30−18:00
場所:六本木ヒルズ(アカデミーヒルズ)
ギャリー・トンプソン教授(コーネル大学ホスピタリティ研究所所長)
原忠之氏(コーネル大学博士)を招いて、「ホスピタリティ・オペレーション戦略』をテーマとして計画中

2)第32期アーク都市塾、ホスピタリティ・マネジメント・コースを担当実施中
日時:2004年4月23日(金)−2004年9月3日(金)
前述した第31期と同様に実施中

3)2004年度早稲田大学オープン教育科目『ホスピタリティ・マネジメント』
毎週木曜日4限(14:40−16:10)14号館201教室
受講学生数:525名
担当教員:毎回中村清所長並びに山口祐司客員研究員が担当の上、研究所研究員、ならびに客員研究員が講師として夫々の専門分野を講義。
インターンシップを日本航空の協力を得て2004年夏期休暇に実施予定、本講座を履修する学生が面接選考の結果、6名合格。
ゲスト講師として、同社主任研究員を招く。
 


研究所連絡先
学内連絡先:商学部・中村 清教授研究室
電話番号:03-3203-4141 内線5286
E-mail: kiyoshin@waseda.jp
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