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Institute of Urban and Regional Studies Director : 佐藤 滋
教授,理工学術院
Japanese

Field : 文化
Research theme 現代都市地域の変容解明と再生に関わる方法論の研究
Research Overview 『現代都市地域の変容解明と再生に関わる方法論の研究』
本所では、いかに示す3つの骨格で研究を進める。
1.私立大学戦略的研究基盤形成事業「地域に根ざした研究」
 ―市民参加型都市・地域再生まちづくりのための支援システムの開発と実践―
本学は地域のシンクタンクであり、地域づくり・まちづくりは行政のみに委ねられた仕事ではない。多様な問題を抱える現代の都市・地域において、21世紀の「再生型まちづくり」と「大学教育研究環境の革新」の相補的な関係が注目されている。
 大学と地域(自治体と市民)の協働によるまちづくり支援システムに関しては、[技術][計画][制度][政策]の観点から、学際的文理融合体制による研究を推進する。社会の変化と呼応する開かれた構造を内在した自律的かつ有機的な研究組織の構築と実践的・学際的・先端的研究による社会貢献を主要な目的とする。
 主な研究対象は、1)首都直下地震に対する事前復興。2)地域経済を牽引する知的財産、歴史資源を活かした地域再生と振興。3)民間資金の導入と市民まちづくり事業による公共空間の再生の3点からなる。

■特徴的な研究方法
<リアルな研究教育実践の場の形成>
 「早稲田大学都市・地域研究所」を研究拠点とし、本学が自治体との連携のための包括協定を締結している新宿区、十日町市(松代地区)、川口市また実践的な研究協働・連携関係を確立している白河市、品川区などをフィールドに、研究連携組織を(サテライト)を構築し、研究拠点(コア)とネットワークする。このため、2009年度に「私立大学戦略的研究基盤形成事業」(文部科学省)により都市・地域研究所に設置した以下の研究装置・設備を効果的に研究活用する。
1)3次元可視化装置
タンジブルな景観シミュレーション・システムの開発(3Dスキャナー、3Dプリンタ、3D可視化ソフトウェア、ヘッドマウントディスプレイ、アイマークレコーダー、衛星画像解析装置、画像情報データベース)など。
2)国土空間基盤情報装置
地域の土地利用状況、地質・水系・緑地状況、市街化・建築化に関する経時的モニタリングおよび構造変化を考慮した都市空間環境の解析装置など。
3)空間画像基盤情報装置
都市構造、土地利用計画、緑地・農地など空間利用のマネジメントに必要な広域の都市環境に関わる画像情報データベースなど。
 上記の装置を活用し、地域再生まちづくりのための空間・環境情報のデータベース化を行い、これを各サテライト拠点での実質的なまちづくりに応用する。
<地域に根ざした創造的研究開発>
 防災、景観、環境の3領域を対象に各種シミュレーションを通じて目標とすべき物理的空間(空間像)、社会的空間(社会像)の将来像を描きだし、そのための選択可能なプロセスにもとづく社会資本と社会関係資本の整備を提示するシステムを開発する。また各フィールドにおいて、学生(研究プロジェクトへの参加者)のまちづくり参加を通した、高度まちづくり教育カリキュラム・社会人まちづくり教育カリキュラム(OJT、ボランティア、インターンシップ、NPO)の方法論の試行および検証を行い、グローバルな競争環境における地域個性を表現する地域・大学協働のまちづくりプログラムの初期検討を行う。
<海外有力大学とのワークショップ>
フェッラーラ大、UCバークレイ、MIT、成均館大、台湾大、浙江大、南華理工大など海外の有力大学とのワークショップを通して、地域に根ざした創造的な研究開発をすすめるとともに、成果の地域還元と国際的な情報発信をはかる。
<研究成果の公開と社会還元>
 最終年度には、学会等での発表の他、随時、Web上で情報発信するとともに、「早稲田都市計画フォーラムセミナー」「早稲田大学まちづくりシンポジウム」「メイヤーズ会議」、その他、各地で開催するシンポジウム等で、研究成果の社会還元をはかる。

2.自治体、社会的企業との共同研究テーマ
<都市再生市民まちづくり事業の総合支援システム>
 事前復興まちづくり(木造住宅等の不燃化・共同化、道空間の再編・再構成、中心市街地再生市民事業(老朽建物の共同建替え事業、歴史的建造物の利活用事業、商店街空間の連続性確保・コンバージョン事業、まちなみ景観整備活動等)、住宅地環境再生活動(風の道、壁面緑化、雨水利用、ローカル・エネルギー、自然素材ネットワーク、古民家活用・リフォームなど)
<合併市町村の中心部〜中山間地域の自立経営モデルの構築>
シティ・リージョンの構築、協働のガバナンス・システム(自治体等の計画立案管理システム、公共事業・市民事業のエリアマネジメントシステム)、ライフサイクル転居住方式による分散居住、高齢者サポートネットワークの構築(交通と訪問サービス、デイサービス)、食料、水、エネルギーなどの自律的供給システムの構築
<炭素社会実現を目指す都市・地域のインフラストラクチャ―再構築>
脱化石燃料型(市街地内、郊外リンク、地域間)交通輸送システム、分散・複合化による都市内エネルギー供給システムの開発、道路空間の環境インフラへの改修、リ・デザイン

3.自主研究
<まちづくり支援システムの構築>
・まちづくりへの参加型促進型プランニングプロセス
・まちづくり実践事業の事前評価(投資対効果評価モデル、景観シミュレーションなど)
・資金調達・事業化・運営にわたる支援(エリアマネージャーの育成)
2013
Research paper
2012年度に引き続き、東日本大震災被災地の復興まちづくりと、東京における事前復興まちづくりを重点に、以下の3つのプロジェクトに取り組んだ。

1 福島県浪江町の復興まちづくりに関する研究「広域避難者による多居住分散型ネットワーク・コミュニティの形成」
 福島第一原子力発電所事故により全町避難を強いられている浪江町の市民組織「まちづくりNPO新町なみえ」と関連組織と取り組んでいるもので、独立行政法人科学技術振興機構の「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン研究開発領域」に採択されて、復興の在り方をネットワーク・コミュニティという概念で具体化し、それを支える包括的生活サポートシステムの社会実験を進めている。

2 復興事業における景観シミュレーションに関する共同研究その2(独立行政法人都市再生機構)
 主に、被災地の復興まちづくりにおける景観形成の支援システムの開発に取り組んだ。

3 首都直下地震を想定した協働復興模擬訓練と事前復興まちづくりー新宿区柏木地区を対象にー
 毎年継続している新宿区と各地の地区協議会との共同研究で、「今からはじめる復興まちづくり」として、連続ワークショップを通して、事前復興計画と地区復興マニュアルの作成に取り組んだ。
Adviser
浅野 光行(元早稲田大学理工学術院教授)

Researchers
佐藤 滋(理工学術院教授)
内田 勝一(国際学術院教授)
後藤 春彦(理工学術院教授)
早田 宰(社会科学総合学術院教授)
土方 正夫(社会科学総合学術院教授)
鵜飼 信一(商学学術院教授)
浦野 正樹(文学学術院教授)
秋山 靖浩(法学学術院教授)
有賀 隆(理工学術院教授)
佐々木 葉(理工学術院教授)
中川 義英(理工学術院教授)
佐藤 宏亮(理工学術院助教)
白木 里恵子(理工学術院助手)

Visiting Faculty(part-time)
廣兼 周一(客員上級研究員/独立行政法人都市再生機構理事長代理)
阿部 俊彦(客員主任研究員/LLC住まい・まちづくりデザインワークス一級建築士事務所代表)

Adjunct Researcher
山田 大樹(磯崎新工作室(上海))
趙 城埼(株式会社EIH都市総合計画)
市川 均(アーキネットデザイン代表)
内田 奈芳美(金沢工業大学環境・建築学部講師)
川原 晋(首都大学東京都市環境学部准教授)
久保 勝裕(北海道工業大学空間創造学部教授)
後藤 秀昭(合同会社住まい・まちづくりデザインワークス代表)
野中 勝利(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)
真野 洋介(東京工業大学大学院社会理工学研究科准教授)
柳沢 伸也(やなぎさわ建築設計室代表)
大場 亨(市川市経済部商工振興課)
鈴木 進(潟Cンテグラルコンサルタンツ代表取締役)
齋藤 博(大東文化大学環境創造学部専任講師)
野嶋 慎二(福井大学大学院工学研究科教授)
吉田 道郎(株式会社梵まちつくり研究所代表取締役)
青池 憲司(映画監督)
岡田 昭人(NPO暮らしとまちづくり支援機構代表理事)
志村 秀明(芝浦工業大学教授)
朴 鍾玄
済藤 哲仁(株式会社現代計画研究所取締役)
中村 悟(新宿EAST推進協議会事務局次長)
千葉 景房
若林 祥文(埼玉大学経済学部非常勤講師)
永野 聡
蔡 翼全
Contact
E-mail:gerusato@waseda.jp

Web
http://www.waseda.jp/prj-WIURS/



*Institute of Urban and Regional Studies
2006/04/01 - 2011/03/31
Institute of Urban and Regional Studies