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2011年03月31日に終了しました  ※2011年04月01日〜2016年03月31日までの活動に関してはこちら
比較考古学研究所
Institute of Comparative Archaeology
所長:寺崎 秀一郎[てらさき しゅういちろう]
文学学術院教授
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分野:文化
研究テーマ 日本および世界各地の比較考古学
研究概要  現在、文学学術院考古学専修や文研考古学専攻は、規模こそ小さいが活発な研究・教育活動を行っている。また、例の捏造事件ショックにもかかわらず、幸い考古学を志望する学生・院生やこの分野に関心を寄せる一般市民もますます多く、われわれの研究成果に基づいた教育・普及活動も努めて行っている。
 早稲田における考古学研究は、明治期以来という、日本の大学としては屈指の長い歴史を誇るが、ことに、戦後間もなく早稲田考古学会が結成されてからは、そこを基盤に滝口宏・西村正衛・櫻井清彦その他の先達たちの活躍があった。その結果、いまや学内には少なからぬ研究者を擁し、また数多くの貴重な考古学的資料を所蔵するに至っており、考古学研究の一大拠点として確固たる地位を占めるに至っている。一方、川村喜一・吉村作治らの努力と歴代理事会の理解によって、主にエジプトやイスラム圏での海外調査の伝統も培われている。
 早稲田らしい自由闊達な気風のなか、国内に止まらず韓国・中国・東南アジア・北東アジア・西アジア・アフリカから新大陸に至る各地の世界遺産を研究対象とし、また民族考古学、環境考古学あるいは文化財学など、優れて今日的テーマの研究に取り組む若手研究者も多く輩出している。
 そこで、こうした個々の研究をなお励ましつつ、比較考古学あるいは比較文化史といった視点から、これらをいわば世界考古学として総合することが必要となっている。その中には、これまで早稲田が大学の責務として少なからぬ費用を投じて果たしてきた各キャンパス内の埋蔵文化財調査の成果も含まれよう。これら貴重な記録、膨大な資料を「眠ったままの宝」にすべきではない。それらを研究・教育のために活性化し、またそこで活躍してきた専門研究者たる調査員たちの経験と能力を有効に再活用して初めて、これら一連の調査を可能とした教職員並びに全ての本学学生に対する責務を果たしうることになろう。
 幸い、研究代表者は、如上の、国内外の全ての活動に立場上関与してきたので、研究員・客員研究員とともにこれらにとり組み、早稲田の知的資産・文化資源として整備し、今後の学術研究・学生の教育、また本学を中心とする生涯学習の展開に資することで社会に還元したいと考えている。
2008年度
研究報告
 2007年度に引き続き、本年度も当研究所の主要統一テーマである「環太平洋地域における社会の複雑化に関する比較考古学的研究」にもとづいて、各研究員が個別的研究を深化させた。
 菊池は、「社会変化の発生要因」の検討のため、東北部を中心とした国内における資料調査を行った。さらに、イタリア(シチリアなどの各地の遺跡および博物館等)、タイ(文化庁の依頼によるバンチェン遺跡の視察・調査)を訪れ、所蔵されている資料の調査、縄文遺跡の世界遺産登録に向けての比較考古学的研究を行った。
 また高橋は、「社会の階層化過程」の理論的解明および民族誌の採集を目的とし、昨年度に引き続きパプアニューギニアおよび台湾での民族考古学的調査を実施した。
 寺崎はメソアメリカにおけるマヤ文明の研究をさらに推進させ、今年度はホンジュラス共和国コパン県コパン遺跡およびリオ・アマリーヨ遺跡での調査を行った。
 12月には高橋の招聘によりカナダ、サイモンフレーザー大学よりブライアン・ヘイデン教授を招聘し、公開講演会を開催した。その際、複雑化の理論的概念について各研究員らが意見交換を行った。
2007年度
研究報告
 本年度も、当面の主要統一テーマ「環太平洋地域における社会の複雑化に関する比較考古学的研究」に即して、各研究員が個別的研究を深化させた。
たとえば、菊池は、国内における資料調査とともに、カナダ(マギル大学、ケベックシティー等)、アメリカ(シカゴ・フィールドミュージアム等)、ドイツ(デュッセルドルフのネアンデルタール遺跡、ベルリンの各博物館等)を訪れ、所蔵されている主としてアメリカ大陸先住民、アイヌ、東南アジア、オセアニア地域など、アジア・環太平洋各地採集の考古学・民族学資料を中心に比較考古学的調査研究を行った。
また、高橋は、昨年度に引き続き民族誌の採集と「社会階層化過程」の理論的解明を目指して、パプアニューギニアにおいて民族考古学的調査を実施した。
一方、当研究所は、統一テーマにとって極めて重要なフィールドであるという判断から、メソアメリカにおけるマヤ文明の研究を活動の一つの柱に据え、昨年度、中米ホンジュラス国立人類学歴史学研究所と箇所間協定を締結した。本年度からは、マヤ考古学者の中村誠一氏を客員教授として迎えるともに、寺崎がホンジュラスにおいてコパン遺跡の建造物9L-22,23の調査保存プロジェクトを推進し、2008年2月には、先古典期前期に属するセリート・リンド遺跡で発見された埋葬遺構について、調査研究を行った。
 さらに、11月にはホンジュラス国立人類学歴史学研究所・所長、ダリオ・エウラケ博士をお招きし、公開講演会を開催したことも特記しておく。
2006年度
研究報告
 2006年度をもって第一期の活動を終了した本研究所は、幸いにして同名新設が認められた。したがって、本年度は、第二期研究活動の初年度、一層の組織的研究に向けた準備年度と位置づけられる。また、本研究所は、所長・菊池を代表者とする科学研究費補助金の申請と関連し、「環太平洋地域における社会の複雑化に関する比較考古学的研究」を当面の主要統一テーマとして掲げている。そこで、菊池、高橋、寺崎、佐藤らが中心となって、統一テーマに即した研究会を年数回にわたって開催するとともに、各研究員のフィールド調査を継続・深化させた。
 とくに高橋は民族誌の採集と「社会階層化過程」の理論的解明を目指して、パプア・ニューギニアにおいて民族誌調査を実施した。さらに、高橋は『季刊考古学』第98号(雄山閣)において、比較考古学的観点から「社会の考古学」と題した特集を組み、高橋の他、車崎、森下らが執筆した。
 一方、研究の社会還元という点では、日本学術振興会の事業「ひらめきときめきサイエンス」の一貫として、菊池以下4名の研究員らが中高生向け公開講義・体験講座「古代文明と考古学」を開催し、50名程度の応募枠に対して100名を大幅に超える参加者を得ることができた。また、岡山市オリエント美術館との間の研究協力協定締結記念として近藤、谷一らが中心となって「早大エジプト発掘40年展」が開催された。
 さらに、中米ホンジュラス共和国、国立人類学歴史学研究所との間で箇所間協定を締結した。同国は寺崎が長年調査で関わってきたマヤ文明の諸遺跡で知られる国であり、統一テーマにとって極めて重要な地域でもある。今後、成果が大いに期待される。
研究員
寺崎 秀一郎(文学学術院教授)

研究所員
寺崎 秀一郎(文学学術院教授)

研究員
近藤 二郎(文学学術院教授)

研究所員
近藤 二郎(文学学術院教授)

研究員
岡内 三眞(文学学術院教授)

研究所員
岡内 三眞(文学学術院教授)

研究員
高橋 龍三郎(文学学術院教授)

研究所員
高橋 龍三郎(文学学術院教授)

研究員
谷川 章雄(人間科学学術院教授)

研究所員
谷川 章雄(人間科学学術院教授)

研究員
宮里 修(文学学術院助教)

研究所員
宮里 修(文学学術院助教)

研究員
大橋 一章(文学学術院教授)

研究所員
大橋 一章(文学学術院教授)

研究員
山形 眞理子(文学学術院准教授(任期付))

研究所員
山形 眞理子(文学学術院准教授(任期付))

研究員
持田 大輔(助手)

研究所員
持田 大輔(助手)

客員教員(非常勤)・非常勤研究員
中村 誠一(客員教授/ホンジュラス国立人類学歴史学研究所)

客員研究員
柳谷 博(豊島区遺跡調査会)
車崎 正彦
小川 貴司
松本 完(埼玉県本庄市教育委員会社会教育課、早稲田大学教育・総合科学学術院非常勤講師)
小泉 龍人(早稲田大学人間科学学術院非常勤講師、清泉女子大学非常勤講師、日本大学文理学部非常勤講師、明治大学文学部兼任講師他)
樋泉 岳二(早稲田大学教育・総合科学学術院非常勤講師、明治大学文学部非常勤講師)
細谷 葵(大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所プロジェクト研究員)
佐藤 宏之(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
谷一 尚(岡山市立オリエント美術館館長)
松本 拓
久米 正吾(国士舘大学イラク古代文化研究所共同研究員)
小 敬寛(東京芸術大学大学院美術研究科教育研究助手)
連絡先
文学学術院 寺崎 秀一郎研究室

研究所コンタクト先:
E-mail:terasaki@waseda.jp

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